院長の職人歯科医コラム Column

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2013/02/25

ダイエットとよく噛む

皆さんも『ダイエット』をした経験はないでしょうか?

食べないダイエットや、がむしゃらに運動のダイエット・・・など、
よく知られているダイエット方かもしれません。

しかし、これらの方法は無理しすぎると体調を崩したり、
やめるとリバウンドしたりしますので、あまり望ましくない方法です。

今回お話する「ダイエットとよく噛む」は、ダイエットのみならず、
健康にも良いので、ぜひ行って頂きたいとおもいます。

皆さんは、食べ物を一度口にいれたら、何回噛んでから飲み込みますか?
数えてみて下さい。おそらく10回も噛んでいないでしょう。

そして気がつくと同じ側で噛んでいませんか?噛み癖があって同じ側で
噛んでしまうのです。
この噛み癖とは、最初に食べ物をお口に入れた時に食べ物を噛む側がそうです。

昔からよく言われている「食事は、よく噛んでから飲み込みなさい。」の
「よく噛む」とはいったい何回噛めば「よく噛んだ」ことになるのでしょう?

歯科医学的には、片側15回。両側合わせて、30回が理想と言われています。

実はこの「よく噛む」ということで、『ダイエット』に効果があるのです。
ご存知でしたか?

「よく噛む」ことは、想像以上に運動エネルギーを消費しているのです。
そして、「よく噛む」ことは、“満腹中枢”と言われている脳を刺激し、

胃が満タンになる前(腹六分や腹八分などと云われている程度)
に満腹感を得られます。
このことにより結果多くの量を食べ過ぎてしまうことが防がれるのです。

この「よく噛む」ということは、以下のような身体にとってとても
良いことがあるのです。

1. 唾液の分泌量が増えてむし歯の予防ができます。
2. 脳細胞を刺激してボケ防止につながります。
3. 腸での消化吸収を助けます。

よく噛むことで身体の健康が保て、いつまでもご自分の歯でおいしく食事ができます。
皆さんも片側15回。両側合わせて、30回を心がけて食事をしてみて下さい。
心がけるだけでも、少しは違ってくると思います。

 まつお歯科    松尾孝夫  文献:まつお歯科携帯サイトコラム


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