院長の職人歯科医コラム Column

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2013/03/03

歯周病を防いでメタボも予防

『メタボと歯周病』一見なんの関係もなさそうですが、
最近、両者の間には深い関係があることがわかってきました。

そもそも生活習慣病の予備群であるメタボの予防・改善には、
バランスがよく肥満にもならない食生活が基本です。

よくかんで食べるとゆっくり食事をすることで
、少ない量でも満腹感が得られますが、よくかんで食べるには、
歯が健康でなければなりません。

歯周病は歯の周りにつくプラークと呼ばれる細菌のかたまりが原因で、
放置すると歯がぐらぐらになって抜けてしまうこともあります。

なんと中高年の8割に発症するといわれ、成人の歯を失う
最大の原因となっています。


歯周病は歯を失う原因になるだけでなく、全身に影響を及ぼします。
歯周病があると歯周病菌や、動脈硬化、心臓病、脳卒中、糖尿病の悪化
、骨粗しょう症、早産や低体重児出産のリスクを高めたり、
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を起すこともあります。

そして、最近注目されているのがメタボとの関係。メタボの人には歯周病が
多く、両者に共通する危険因子が肥満と糖尿病。肥満と糖尿病がある人は
メタボにも歯周病にもなりやすいのです。メタボと歯周病は同時に進む危険性が
高まります。歯周病の予防はメタボの予防に大きくかかわっているのです。

★歯周病の予防
歯周病の予防は、日ごろの正しいケアと早めの治療で大切な歯を守ることが重要で、最も重要なのが毎食後の歯みがきとデンタルフロスです。

自己流だとみがき残しなどが多いので、きちんと指導を受けて、
正しいみがき方をマスターしておきましょう

歯石除去と歯周病チェックのため、年に2回は歯科検診を受けましょう。
ほかにも、食物繊維の豊富な食べ物をよくかんで食べる、むし歯を治療する、
定期的に歯石をとる、夜寝る前に食べたり飲んだりしないも大切です。

また、タバコに含まれる有害物質・ヤニが歯周病を悪化させる
原因となりますので、今すぐ禁煙しましょう。

 まつお歯科  松尾孝夫   文献:まつお歯科携帯サイトコラム


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