院長の職人歯科医コラム Column

HOME > 院長の職人歯科医コラム一覧 > 歯みがき中は歩かないで

2012/03/31

歯みがき中は歩かないで

子どもが歯磨き中に歯ブラシでけがをする事故で、
年間平均40人前後が救急搬送されていることから、
東京消防庁が注意を呼び掛けています。

同庁によると、2010年までの5年間で、5歳以下の乳幼児
217人が救急搬送されました。

要因別では、歯磨き中に「歩くなどして転倒」(130人)が
全体の半数以上を占め、「人や物にぶつかる」(23人)、
「踏み台などから転落」(11人)なども。

年齢別では1歳児(49.3%)と2歳児(24.8%)が事故の
大半を占めています。

事故の多くは軽傷にとどまっているが、なかには「座って
歯ブラシを口に入れたまま前のめりに転倒、のどから出血が
止まらない。」(1歳男児)、「歩きながら歯みがきをしていて
転倒、左上奥の歯茎に刺さった。」(2歳女児)といった深刻な
事故も起きています。

事故を防止するには、歯ブラシを口に入れたまま歩いたり
走ったりせず、歯みがきに集中させることや、椅子や踏み台の
上など不安定な場所でさせないことなどが大切といいます。

同庁では「歯ブラシの使用について、保護者の十分な注意が
必要」と話している。

 
              まつお歯科  松尾孝夫  文献:朝日新聞

コラムの関連資料は、PDFファイルです。
PDF ファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader ® が必要です。
アドビ社のサイトより無料でダウンロード可能です。

Adobe - Adobe Readerのダウンロード