院長の職人歯科医コラム Column

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2012/03/30

口臭3

今回は、誰もが気になる《口臭》についてお話します。
口臭は、単に忌み嫌われるだけでなく、本人のマイナスポイントですよね。 

しかし厄介な事に、本人は自分の口臭に気付いていないことがほとんどなんですよね。

「臭い」を感知する臭細胞は大変疲労しやすいので、感覚が麻痺してしまって、肝腎な本人が自分の口臭を識別する事が出来ないのです。
「あなたには口臭がありますよ。」なんてなかなか他人に言えるものでもありませんよね。

口臭がある場合には身近な人が、それとなく注意してあげるのが良いでしょう。
反面、口臭がないのに自分は口臭があると思いこんでしまう、『口臭ノイローゼ』の人もいます。
中年の女性や過度に潔癖症の強い若い人に多く見られます。
このような人の口の中は、見事なくらいきれいな場合がほとんどです。
口臭がある人がそれに気ずかないで、口臭のない人が神経質になるというのはなんとも皮肉な現象です。  

口臭の発生源は、お口の中の種々の微生物によるタンパク質の分解される時に発生するものが主体です。
ですから、口腔清掃状態が悪かったりすると短時間の間に臭気を発するようになります。
虫歯があるとその穴に食物がいつも停滞する状態になり、大きな口臭の発生源になります。


この様に口臭の発生原因の多くは、お口の中の不潔さから由来していると考えられますから、いつもお口の中を清潔に保つ事と、丁寧なブラッシングがもっとも有効な予防法です。
同時にそれが虫歯や歯槽膿漏の予防にも繋がるわけですから一石二鳥です。  

日々のお口のケアを、徹底しましょう。

 

 まつお歯科   松尾孝夫   文献:まつお歯科携帯サイト


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