院長の職人歯科医コラム Column

HOME > 院長の職人歯科医コラム一覧 > 歯周病 (心疾患・糖尿病を悪化)

2011/11/15

歯周病 (心疾患・糖尿病を悪化)

秋の味覚が楽しめる季節になりました。

食を堪能する口の中は健康な状態を保てているだろうか?
特に歯周病は歯を失う原因の第1位で日本人の7割が患っていると
されている「国民病」です。

細菌は動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病を悪化させるといった全身への
影響もわかってきました。

予防策は、日々の歯磨きだが意外に正しくできていない人が多い。

口の中にいる歯周病菌が体内に侵入し、血管を詰まらせることが
わかってきた。

問題は生きた菌として悪さをするのか、死骸がゴミとして詰まって
いるのか。
全身への影響解明をめざし、研究が進んでいます。

  
 歯周病のチェック項目

 歯茎の色    薄ピンクが健康

 磨き残し    朝起きて口の中が粘ついたり歯の表面にざらつき
         を感じる場合は磨き残しの可能性。

         つまようじで歯茎の近くや歯間をそっとなぞって
         白いものがついたらプラークが残っている。

 出血      歯をみがくだけで出血があれば歯茎のどこかに腫れ
         がある。

 歯茎の形    歯と歯の間の三角形、先が丸まってると腫れの
         可能性。

 歯茎の感触   触ってぶよぶよしている場合は腫れに注意。

         押してウミが出る場合は、歯周病が進行している
         可能性。

 歯の見た目   歯茎が下がって歯間のすき間が大きくなって食べ物
         が詰まりやすくなる。

         歯が長くなったと感じる。

 歯のぐらつき  歯を支える骨が溶け、歯並びやかみ合わせが変わることも。

         硬いものがかみにくく感じることもある。

 口臭      増殖し食べ残しとは異なる独特のにおいがするなら細菌
         が増えている可能性。

 喫煙      歯周病の進行を早めるだけでなく、腫れを分かりにくく
         するので注意が必要。

  
     まつお歯科   松尾孝夫    文献:日本経済新聞


コラムの関連資料は、PDFファイルです。
PDF ファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader ® が必要です。
アドビ社のサイトより無料でダウンロード可能です。

Adobe - Adobe Readerのダウンロード