院長の職人歯科医コラム Column

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2011/07/02

口腔がん

 舌や歯茎など口の中にできる「口腔がん」。
早期発見すれば治る可能性が高いが口内炎や歯周病などと
思い込んでしまう場合もあります。

歯科治療中に見つかることもあり、札幌歯科医師会は
「気になる症状があれば、まずかかりつけの歯科医に相談して
ほしい」と呼びかけています。

口腔がんは、口の中にできるがんの総称。
最も多い舌がんのほか、歯茎にできる歯肉がんや、下顎の歯茎と
舌の間にできる口腔底がん、頬の粘膜のがんなどさまざまの場所に
発生する。日本では年間6千人がかかり、がん全体の2~4%を
占めるとされています。

50歳以降から増え、女性より男性に多い。

早期発見して治療すれば、5年生存率は9割以上と高い。
しかし認知度はまだ低く、口の中のしこりや腫れがあったり、
舌や粘膜に白くなったり赤くなった部分がある、口内炎がなかなか
治らないなどの症状があっても、早めに医療機関を受診せず診断や
治療が遅れるケースが目立ちます。

予防や早期発見には喫煙や過度の飲酒を控えたり、自分で定期的に
鏡を見て口の中の変化をチェックすることを心掛けたいです。


*口腔がんが疑われる主な症状の自己チェック

・口の中にしこりや腫れがある。
・舌や歯茎、頬の粘膜に白くなっていたり、赤くなっている部分がある。
・口の中が出血しやすい
・口内炎がなかなか治らない。
・入れ歯が痛みや腫れであわなくなった。
・歯のぐらつきが続く
・抜歯後なかなか傷が治らない状態


  

  まつお歯科  松尾孝夫   文献:北海道新聞

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