院長の職人歯科医コラム Column

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2011/06/28

認知症を防ぐ

食べ物をしっかりかむと脳が刺激され、認知症予防につながる。

 神奈川歯科大学では愛知県内の認知症ではない65歳以上の
4400人を2003年から4年間追跡。

歯がほとんどなくて入れ歯も使わない人が認知症になる割合は、
歯が20本以上残っている人より1.9倍高かっそうです

また、「食べ物をあまりかめない」人は、「何でもかめる」人より
1.5倍高かったそうです。

「日頃から歯磨きや口腔ケアで歯を大事にすることに加え、食べ物を
しっかりかむことが大切」という結果がでました。

かむ回数について、全国食育推進研究会では「30回を目安にしましょう」
と言う。普通の食べ物なら30回もかめば、やや硬いおかゆ程度の、飲み込み
やすい状態になります。

かみ方については、片方の歯でかんだ後、舌を使って食べ物をもう片方の
歯に移して5回かむ、という一連の動作を繰り返した後、全体の歯で10回
かんで計30回とすることを推奨しています。

「片方の歯だけを使うともう片方の歯が衰えたり、顔の形がゆがんだりする。
 両方の歯をしっかりとつかいましょう」


            まつお歯科  松尾孝夫  文献:読売新聞


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