院長の職人歯科医コラム Column

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2011/05/20

妊娠中の歯科治療 (内服薬について)

 前回に引き続き妊娠中の歯科治療についてお伝えします。

内服薬については、基本的に妊娠中、特に妊娠初期胎児の
器官が形成される時期であるため、使用しないことが望まれます。

ただし、薬を使用しないことで母体に悪影響があると考えられる場合
(腫れて痛みがひどいようなとき)には、胎児への影響が少ない薬剤を
内服して症状の改善を優先させることも考えます。

このほか、歯科治療で使用する薬や材料についてはいずれも微量であり、
詰め物など長期間口の中に残っているものについても安全で、胎児や
母体に問題ないことが分かっています。

(当院では、患者さんの産婦人科の主治医からの投薬で対応していただいてお  ります。)

出産後は赤ちゃんの世話などで妊娠中よりも母親が自分自身のことを心配する
余裕がなく、自由な時間も取れなくなるいった話をよく聞きます。

妊娠中にお口の中の問題を解決し、安心して出産に望まれてはいかがでしょうか。


       まつお歯科  松尾孝夫   文献:福島民友

 

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