院長の職人歯科医コラム Column

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2013/02/06

口臭が気になりませんか?

最近、消臭ブームの影響か、『お口の臭い』を気になさる方が
増えてきているようです。

一口に口臭といっても口の中だけからの臭いなのでしょうか?
または、食道・胃・腸という消化器からの臭いなのでしょうか?それとも、
鼻・気管・肺という呼吸器からの臭いなのでしょうか?そして、それらの気管の
病気が原因による臭いなのでしょうか?

なかなか簡単なものではないようです。
「臭いの元は何処にあって、臭いを何故起こしているのか?」突き止めなくては
解決しそうにありません。ちょっと難しそうで口臭ごときでもちょっと不安になってしまいます。

そこで、《簡単な口臭の見分け方》をご紹介したいと思います。

1. 肺の空気を全部口から出して下さい。
2. お口をしっかり閉じて鼻から空気を大きく吸って下さい。
3. お口をしっかり閉じて鼻から空気を出して下さい。
※その際に鼻をティッシュペーパーで覆って下さい。
※この行為を数回行って下さい。
4. そしてそのティッシュペーパーを嗅いでみて下さい。

はかれた空気は口の中を通らずに肺から気管を通って出されるので、お口の中の空気とは混ざりません。


この際に排気に臭気を感じるようでしたら、呼吸器の何れかからの臭いが
発生していると考えられ、疾病を疑うことが大切です。

次に、同じくティッシュペーパーを使います。
風船を膨らませる時のよう様に、お口の中に空気をいっぱい含んで下さい。
お口の中の空気だけそのティッシュペーパーに吹きかけて下さい。
(しっかりお口だけ覆う様にして下さい。)

決して肺の空気を加えてはいけません。この行為も数回繰り返して下さい。
そして、そのティッシュペーパーを嗅いでみて下さい。これで、臭うようでしたなら
お口に原因があると考えられます。

さて、臭いの元は何処でしたか?
お口にあった方は、食物のかすとそこに発生したばい菌(歯垢)が原因です。

良くは磨きをして食物のかすと歯垢を取り除きましょう。

歯周病のある方も同じです。


臭いの元がお口ではなかった方は、一度お医者さんの相談されては

如何でしょう。

たかが口臭ですが、体から発せられた重要なシグナル!?として
頭の隅に置いておかれることが大切です。

  まつお歯科  松尾孝夫   文献:まつお歯科携帯サイトコラム

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