院長の職人歯科医コラム Column

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2010/10/19

患者負担(歯科用貴金属代)、今月から増

むし歯治療に使う歯科用貴金属が10月から大幅に値上がりします。

代表的な金銀パラジウム合金をむし歯1本に2グラムかぶせる場合、
保険制度(患者さんは原則3割負担)で決まる材料費の患者負担額は
110円程度(3割)上昇する。

金など貴金属の高騰を受け、歯科医院、歯科技工所の仕入れ価格が上昇したのが
背景です。

金の国際価格は、投資資金の流入で過去最高値を更新、国内価格も1年前と比べて
2割上昇しました。
パラジウムの国内価格も1年前より7割高い状態です。

貴金属メーカーもむし歯治療に使う材料の販売価格を引き上げを実施しました。

貴金属価格が大きく変動した場合、保険制度で決まる歯科用貴金属の価格は、半年ごとに
改定が行われます。

今月からの値上げもこのの措置によるものです。

よろしくお願いします。

 

          まつお歯科  松尾孝夫      文献:日本経済新聞

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