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2013/12/16
忘年会や新年会、楽しいイベントが目白押しのシーズンですね。
そこでやっぱり欠かせないのはなんといってもお酒!
お酒は「百薬の長」といわれるように、普段なら様々な効用あります。
例えば、風邪をひいた時なんか、売薬を買ってくるより、お酒を飲んで、熟睡したほうが治りが早いと言う人もたくさんいます。
風邪をひいたくらいなら、よく眠る事で体力を回復し、自然治癒力を呼びさますこともできるでしょう。
しかし、虫歯に関してはそうはいかないのです。
というのは、お酒を飲めば、血圧が上がります。体温も上がります。
虫歯が進んだ歯は、歯の神経が細菌に感染して炎症をおこした状態になります。
歯の神経の中には血管やリンパ管も通っていて、もちろん、動脈や静脈もあります。
血管は神経と絡み合ってます。歯の根の先からは顎の骨の神経、血管にも繋がっています。
そして歯の神経が入っている所は象牙質に囲まれて、密室状態ですので、炎症をおこし血圧が高まれば、膨張した血管は神経を圧迫して密室で火事が起こったようなもので、激痛が起こるのです。
つまり虫歯の痛みは益々ひどくなると言うわけです。
したがって、最初はたいした痛みではなくても、アルコールの力で忘れようとするのはかえって、忘れられない程の痛みを招く事になります。
よく冗談で「アルコールで消毒してきました」なんて言いながら歯医者に行った…なんて話も聞きますが、虫歯にとって、アルコールは百害あって一利なしです。
百薬の長どころか一薬にもなりません。
日本酒はもとより、甘くないからと言って、果実酒や洋酒も駄目です。
歯は他の臓器と違って自然治癒する力を全く持っていないのが特徴です。
虫歯のときはお酒に注意しましょう。
まつお歯科 松尾孝夫 文献:まつお歯科携帯サイトコラム
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