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2013/05/21
ハグキのハレは、歯周病の第一歩です。
◆ハグキのハレの原因は何だと思いますか?
実は、ハブラシで磨き残した歯垢が原因で、歯垢を形成する細菌と
それに対抗する免疫反応によってハグキがハレたり、赤くなったり、
といった症状が出るというわけです。
ブラッシングなどで歯垢を取り除かず、そのまま放置しておく
歯垢は固い歯石となり、炎症が悪化することもあります。
やがてハグキ全体が赤色にハレて、気づかないうちに歯周病が
進行していたということも。ハレは歯周病にのはじまり、
気がついたらすぐ治療しましょう。
またお口の中のハレや発赤は、痛みなどの自覚症状が少ない為、
常に自分の目でハグキの状態を確認しておく必要があります。
◆歯垢をしっかり落とすことが大切
ハグキのハレに気がついたら、正しいブラッシングで行うことが大切です。
特に磨き残しの多い『歯とハグキの境目』はバス法で、
ていねいにブラッシングしてください。
ハブラシは、ハグキを傷つけない柔らかいブラシや
ラウンドカットされたヘッドのものを選び、歯軸に対して45度の角度で、
歯とハグキの境目にハブラシでは届かない歯と歯の歯垢も歯冠クリーナー
歯冠ブラシやデンタルフロスなど)を使って落として下さい。
それでもハレがひかない場合は、歯科医院で歯垢・歯石の除去を行いましょう。
◆日々のオーラルケアで
丁寧に歯垢を落とすことで、歯周病の始まりであるハグキのハレを
防ぐことが出来ます。
しかし進行した歯周病に伴うハレの場合、治まることはあっても、
一度破壊された歯周組織が回復することはありません。
いつまでもピンク色した健康なハグキを保つには、日頃からのブラッシングや
歯冠ブラシやデンタルフロスなどの正しい使用をしっかりケアすることが、
歯周病の予防に効果的です。
また、毎日きちんと磨いていてもハグキがハレるという方は、
一度きちんとみがけているか、歯科医院で正しい指導と定期的な
検診を受けることをオススメします。
まつお歯科 松尾孝夫 文献:まつお歯科携帯サイトコラム
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