院長の職人歯科医コラム Column

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2012/10/30

お口の中の細菌たち

先日 「歯磨きを頑張っているのに何で、虫歯や歯周病になるの?」という質問をいただきました。

歯磨きの仕方や食事の時間や生活の流れなどでも左右します。

お口の中がとても清潔で虫歯が一本もなく、健康な歯肉の方でもびっくりするぐらいの細菌がお口の中には住み着いています。

わずか1ccの唾液中に約108個(1億個)の細菌が存在してます。

でも、ほとんどの細菌は別に人に有害なわけでは
ありませんから、ご心配なく。

虫歯と呼ばれる「齲触」と歯の周りの組織の病気である「歯周病」の
どちらも細菌によって起こる病気です。

齲触はミュウータンス連鎖球菌といわれる細菌が
歯の表面に強く付着して、酸を産生して歯を溶かしてしまいます。

歯周病も歯周病原菌といわれる細菌が歯肉や歯の周囲の骨を破壊して、
歯をぐらつかせてしまいます。

細菌では、これらの細菌に対する研究も遺伝子レベルでおこなわれ、
多くのことがわかってきました。

もしかしたら、21世紀中にはワクチンを使って予防ができるように
なるかもしれませんね。

   まつお歯科  松尾孝夫   文献:まつお歯科携帯サイトコラム


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