院長の職人歯科医コラム Column

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2011/03/23

子どもの無呼吸症 1

滋賀医科大付属病院の睡眠呼吸外来には、年間250人が
受診します。

そのうち約1割は、乳幼児や学童期の子供です。
中年男性に多いいびきですが、同大睡眠呼吸科は
「寝ている子供が出すサインを見逃さないで」と注意を出しています。

成人のいびきは肥満が原因であることが多いが、子供の場合、口蓋扁桃
やその奥にある咽頭扁桃(アデノイド)の肥大が大半です。

6歳ごろまでは、生理的に扁桃が大きくなるが、大きくなりすぎると
気道を狭めいびきや無呼吸症を引き起こします。

日本学校保健会が07年、小学生1764人を対象にした保護者アンケートでは、
26%が「寝息が荒いか、いびきをかく」と回答。
「寝ている間に息が止まる(無呼吸)」は、4%あったそうです。

いびきで睡眠の質が下がると、イライラして落ち着きがなくなったり、
集中力が続かず学習意欲が低下するなど学校生活に影響が出ます。

また、睡眠中の成長ホルモンの分泌が低下し、発育に支障来すこともあるので注意しましょう。

 


                   まつお歯科  松尾孝夫   文献:毎日新聞


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