院長の職人歯科医コラム Column

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2010/12/17

ドライマウスと歯周病

口が渇く病気ードライマウスが、若い人から高齢者の方まで
広い年齢層に広がってます。

少し口が渇く程度から、渇きすぎて話ができない、
味がわからない、舌がひび割れてしまったなど、
非常に多くの病状があります。

ドライマウスで悩んでいる方は推定で約800万人と
いわれていますが、圧倒的に女性に多く、40~60歳代
が中心です。

原因はいろいろあります。
大きくわけて7つの原因が考えられています。

①シェーグレン症候群(自己免疫疾患によるもの)
②糖尿病、腎疾患などの全身疾患によるもの
③薬剤の副作用
④唾液(だえき)腺の疾患によるもの
⑤加齢
⑥ストレス
⑦口呼吸や喫煙、過度のアルコールの摂取など

ドライマウスの治療は、原因ごとに対処します。

(③の場合など薬剤の中止、減量には、リスクがあるので
 主治医の先生と相談の上での治療になります。)

また歯周病になると唾液の分泌量が減りくちが渇くという
現象が目立ちます。
そして口が渇くと、口の中が洗い流されないため不潔になり
やすくなります。
かかりつけの歯科医院で定期的な歯のクリーニングや歯周病の
治療が大切です。


       まつお歯科 松尾孝夫      文献:福島民報 


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