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2011/12/13
商談やデートの前などに、口臭が気になった経験はありませんか?
自分ではなかなかわからないため、心配になる人も多いはず。
臭いの多くは口内に原因があり、きちんとしたケアや治療で
抑えることができます。
口臭の原因は内臓疾患や糖尿病などの全身疾患によるものが10%
その他の90%は口内で発生するといわれています。
口内には300~400種類に上る億単位のばい菌が潜んでいます。
ばい菌は、口内の老廃物や食べかすを分解する際に「揮発性硫黄化合物」
を発生させます。
これが不快な臭いの原因物質です。
そのばい菌が多くすみつくにが舌の上だ。
舌の上は温かく、じゅうたん状になっていて、まさにばい菌たちの
「温床」です。
ばい菌が舌に根をはり増殖、表面を苔が生えたように白く覆う「舌苔」
が口臭の大きな原因にです。
舌苔を取り除けば臭いは臭いは大きく減ります。
有効なのが舌ブラシを使った舌の清掃です。
舌中央部の白い部分を1日1,2回丁寧にこすり取る。
就寝時は、ばい菌が繁殖しやすいため、特に起床時やると効果が大きいと
いわれています。
ただ強いブラッシングは、痛みや味覚障害を引き起こす危険があるので注意が
必要です。
歯槽膿漏などの歯周病がある場合は、ばい菌が繁殖を強めるため、より強烈な
臭いを放つ。
歯磨きや舌ブラシでは対処しきれないため、医療機関での専門治療が必要です。
口の中をきれいに保つためにも、半年に1度くらいは歯科医院を受診することが
望ましいです。
まつお歯科 松尾孝夫 文献:新潟日報
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