院長の職人歯科医コラム Column

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2011/02/10

口肉炎

最近 歯肉炎の患者さんが多いので歯肉炎について書きます。

歯肉炎が痛くて食事も満足にできないほどの経験のある人は多い
と思います。

激しい痛みの割に1週間程度で治るものが大半だが、舌がんなど
深刻な病気が隠れていることもあります。

口内炎は、口の中の粘膜の炎症一般を指す言葉で、症状や原因は、
さまざまです。

口内炎の多くの人が想像する状態は「アフタ」と呼ばれ、浅い潰瘍の
一種です。
多くは直径1~2センチ未満で、口の軟膜の表面の細胞がなくまって
中心が白っぽく見えます。
その周辺は、炎症が起こって赤く食べ物などが患部に触れると激痛が走ります。

口の中は、話したり食べ物を処理する役割を担うためとても柔軟にできています。
ほおの内側の粘膜の厚さは0。5ミリ程度。
抗菌物質を含んだ唾液に覆われているうえ、表面に近い場所に毛細血管がたくさん
あり、栄養分が頻繁に供給されるので、体の他の部位より傷は治りやすいです。

一方、目や鼻の粘膜と同じく非常にデリケートで、ウイルスに感染したり、
全身に異常があるとすぐ影響がでます。

風邪をひいたり疲労がたまるとアフタができやすい人もいます。

口の中の症状は全身状態のバロメーター。
口内炎ができたら、体のほかの場所に異常はないか?」
偏った食生活をしていなかったか?」 

など健康状態を見直すことが重要です。


                 まつお歯科  松尾孝夫     文献:毎日新聞


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