院長の職人歯科医コラム Column

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2010/09/28

骨粗しょう症の薬

顎骨壊死とは、あごの骨の細胞がしんでしまうことを言います。

最近、この顎骨壊死が骨粗しょう症の医療に用いられるビスホスホネート製剤といわれる薬剤の副作用で起こり、容易に骨髄炎に移行しやすいことが分かってきました。

この薬剤は骨粗しょう症の特効的な存在で骨粗しょう症に伴うさまざまな継発症を予防することが知られています。

これらの継発症を抑えることは、寝たきりになる率を減らし、寿命の延長にも寄与しているといわれています。

したがって歯科治療に関しては、副作用があるからといって飲むのをやめるのではなく、予防に気を付けることが重要になります。

現段階での最も確実な予防法は、口の中の衛生管理をすることで、むし歯や歯槽膿漏がある場合は治療をし、その後も定期的に専門的な口腔清掃をおこなうことで、あきらかな予防効果が出るとされいます。

これらの薬剤を飲んでる方は、歯科治療開始前に医院スタッフにお伝えください。

 

         まつお歯科  松尾孝夫       文献: 福島民報

 

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