HOME > 院長の職人歯科医コラム一覧 > フッ素について
2010/05/28
この時期は、学校健診が行われている時期で当院にもたくさんの子供たちが受診されます。
また6月4日から1週間「歯の衛生週間」です。
私達が所属している歯科医師会も予防、8020運動を大々的にアピールしているので患者さんもいろんな情報を耳にする機会が多い時期です。
そんな中でよく予防についての質問をされます。なかでもフッ素についてが多いです。いくつか照会します。
・フッ素がむし歯に役立つわけ
フッ素は、歯のエナメル質(歯の表面の硬い層)に取り込まれてむし歯菌の攻撃に対して抵抗力のある結晶をつくります。 つまり歯質の強化になるのです。
また、むし歯になりかかっている初期虫歯に対してカルシウムを取り込んで修復する働きを促進してくれます。そして、歯の汚れの中に多数存在しているむし歯の原因となるバイ菌の働きを弱める効果もあります。
・フッ素が体の中に入るとどうなりますか?
体の中に吸収されたフッ素は成長期の子供で約10%~30%、大人は約10%以下が蓄えられるがフッ素を必要とする組織(骨や形成途中の歯)以外には蓄積されず、多くは24時間以内に尿中に排泄されます。
皆さんも何か質問があればお問い合わせください。
まつお歯科 松尾孝夫
コラムの関連資料は、PDFファイルです。
PDF ファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader ® が必要です。
アドビ社のサイトより無料でダウンロード可能です。